宇治川に抱かれた中の島の回遊景観,桜と観月の舞台
宇治公園は,宇治川の中州「塔の島・橘島(総称:中の島)」と,左岸の「よりみち公園」から成る水辺公園である。喜撰橋・橘橋・朝霧橋・中島橋で島と両岸がつながり,川・橋・緑が織りなす回遊散策が楽しめる。春は桜,秋は観月茶会や茶まつりが催され,季節ごとに表情を変える宇治らしい名所である。
宇治公園の歴史と背景
中の島中央の十三重石塔は,高さ約15m。鎌倉時代後期の1286年に西大寺の僧・叡尊が魚霊供養と宇治橋の安全を祈って建立し,1756年の洪水で埋没後,明治末に再建されたと伝わる。水運と信仰の歴史を今に伝える象徴的存在である。
主な見どころ
中の島回遊と4つの橋
喜撰橋・橘橋・朝霧橋・中島橋が,中の島と両岸をつなぐ回遊動線を形成。短時間でも川辺の景観変化が豊かで,家族連れの散歩や写真散策にも向く。
十三重石塔(塔の島)
中の島の中心にそびえる大石塔。叡尊の思想と宇治橋再興の物語に結びつく史跡で,四季の樹々や川面とともに画になる。
宇治川の鵜飼(夏季)
7月1日〜9月30日にかけ,中の島一帯で夜の鵜飼が行われる。乗船は喜撰橋畔(塔の島)から。開催可否は天候や天ヶ瀬ダム放流の増水状況に左右されるため要確認。
宇治十帖モニュメント
朝霧橋のたもとには『源氏物語』宇治十帖の「匂宮と浮舟」像が立ち,物語ゆかりの風景が演出されている。
桜と季節行事
堤防沿いは桜の名所。春は「宇治川桜まつり」,秋は「観月茶会」「茶まつり」など,季節行事の舞台としても賑わう。
拝観情報・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|
| 見学可能時間 | 終日(公園自由散策)。増水や工事により立入規制の場合あり。 |
| 料金(志納料) | 無料。京都府観光連盟 |
| 御朱印/御朱印帳 | 対象外(寺社ではないため)。 |
| 所要時間目安 | 中の島一周で約30〜60分。 |
| 住所・問い合わせ | 〒611-0021 京都府宇治市宇治塔川(中の島地区)/管理問合せ:京都府 山城北土木事務所 施設保全課 0774-62-0325。京都府観光連盟 |
| アクセス | 京阪「宇治」駅から徒歩約10分/JR「宇治」駅から徒歩約10〜15分。京都府観光連盟 |
| 駐車場 | 公園専用はなし。周辺に有料駐車場(宇治駐車場ほか)あり。京都府観光連盟+1 |
| 公式サイト | 京都府「宇治公園(風致公園)」案内。京都府 |
関連書籍・観光サービス
- 宇治エリア散策ガイド(宇治公園・平等院・宇治上神社の回遊に)。
- 『源氏物語』宇治十帖の入門書・現地案内。
- 撮影ガイド(橋と石塔,川面の構図づくりに役立つ)。
