宇治神社

宇治神社
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菟道稚郎子をまつる,うさぎ伝説の残る古社

宇治神社は,京都府宇治市に鎮座する由緒ある神社で,学問の神として知られる「菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)」を御祭神としています。

境内には「導きうさぎ」と呼ばれる石像があり,進学祈願・就職祈願などのご利益を求めて多くの参拝者が訪れます。

本記事では,宇治神社の歴史や見どころ,アクセス方法などをご紹介します。

宇治神社の歴史と背景

宇治神社の創建は平安時代以前と伝えられ,御祭神の菟道稚郎子命は,第15代応神天皇の皇子であり,仁徳天皇の兄にあたる人物です。

宇治の地に離宮を構えていた菟道稚郎子は,帝位を巡る争いを避け,自らの命を断ったとされる悲劇的な逸話が残っています。

その高潔な人柄を讃え,地元の人々が社を建てて祀ったのが宇治神社の始まりといわれています。

主な見どころ

本殿(重要文化財)

現在の本殿は,鎌倉時代に再建されたとされる入母屋造で,国の重要文化財にも指定されています。 木造建築の美しさと落ち着いた雰囲気が,宇治の自然とよく調和しています。

導きうさぎ像

境内にある「導きうさぎ」は,御祭神がうさぎに導かれてこの地にたどり着いたという伝承にちなんだもの。 撫でると運気が上がると言われ,受験生や就職活動中の若者に人気です。

宇治川と宇治橋への近接

宇治神社は,宇治川沿いの散策道や宇治橋にも近く,観光の合間に立ち寄りやすい立地です。 四季折々の風景と合わせて,心を落ち着ける時間を過ごせます。

参拝情報・アクセス

項目内容
参拝時間6:00〜18:00(社務所は9:00〜17:00)
参拝料無料
所要時間目安約15〜30分
アクセスJR宇治駅から徒歩約10分/京阪宇治駅から徒歩約5分
駐車場専用駐車場なし(近隣にコインパーキングあり)
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