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日本最古の神社建築を今に伝える世界遺産
宇治上神社(うじがみじんじゃ)は,京都府宇治市に鎮座する神社で,現存する日本最古の神社建築として知られています。 その歴史的・文化的価値から,1994年には平等院とともにユネスコ世界文化遺産にも登録されました。
本記事では,宇治上神社の由緒や見どころ,参拝情報をわかりやすくご紹介します。
宇治上神社の歴史と背景
宇治上神社の創建は平安時代以前とされ,御祭神は菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)とされます。 そのほか応神天皇,仁徳天皇も祀られ,古代の皇族ゆかりの聖地とされています。
本殿は平安時代後期に建てられたもので,現存する神社本殿としては日本最古のもの。 国宝に指定され,その荘厳かつ簡素な佇まいには,長い歴史が感じられます。
主な見どころ
国宝・本殿
平安時代後期に建立された三殿並立型の本殿は,日本の神社建築史上きわめて貴重な存在です。 屋根の反りや素木造りの静謐な美しさが特徴で,建築ファンからも高く評価されています。
拝殿(重要文化財)
鎌倉時代の建築とされる拝殿は,境内の中央に位置し,落ち着いた佇まいを見せています。 現在も神事や奉納行事が行われる神聖な場です。
桐原水(きりはらすい)
境内の一角に湧く名水「桐原水」は,古くから宇治七名水のひとつに数えられてきました。 現在では唯一現存するものであり,訪れる人々に癒しと清涼感を与えます。
参拝情報・アクセス
項目 | 内容 |
---|---|
参拝時間 | 9:00〜16:30(季節により変動あり) |
参拝料 | 無料 |
所要時間目安 | 約20〜40分 |
アクセス | 京阪宇治駅から徒歩約10分/JR宇治駅から徒歩約15分 |
駐車場 | 専用駐車場なし(周辺にコインパーキングあり) |
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